地球上の環境・資源問題を解決するためのヒントとして、宇宙に滞在するための技術開発によって生まれたエコ技術、再生技術を応用するというアプローチがある。こうしたなか、光エネルギーを化学反応エネルギーへと変換する光機能性材料を開発・応用して環境汚染物質や有害微生物の除去、ありふれた資源から化学品や薬剤などの有用物質を作り出す研究に取り組んでいるのが、東京農工大学大学院・農学研究院・生物システム科学部門の 中田 一弥 … [もっと読む...] about 宇宙滞在技術の開発から、地球の新たな環境資源技術を生み出す〜中田 一弥・東京農工大学大学院 准教授
高次元データ解析で、コンピュータに「視覚」を持たせる〜石川 博・早稲田大学 理工学術院 教授
機械が画像中の物体や状況などを認識することは、ロボットの能力向上に不可欠であるものの、既存の情報技術ではいまだ実現が困難とされている。こうした中、コンピュータに視覚を持たせる「コンピュータービジョン」とパターン解析を中心とした研究に取り組んでいるのが、早稲田大学理工学術院の石川 … [もっと読む...] about 高次元データ解析で、コンピュータに「視覚」を持たせる〜石川 博・早稲田大学 理工学術院 教授
小麦の品種改良で、世界の食糧危機を防ぐ〜辻本 壽・鳥取大学乾燥地研究センター副所長・教授
地球規模での人口増と温暖化に備え、あらたな穀物の品種のニーズが高まっている。こうしたなか、遺伝子工学と染色体工学の技術を利用して、乾燥ストレスに強い作物の品種改良に大規模に取り組んでいるのが、鳥取大学乾燥地研究センターの辻本 … [もっと読む...] about 小麦の品種改良で、世界の食糧危機を防ぐ〜辻本 壽・鳥取大学乾燥地研究センター副所長・教授
クマの生態研究から、森林の生態系を解明する〜小池 伸介・東京農工大学大学院農学研究院 准教授
森林の多種多様な動物や植物は、相互に影響しあいながら生活を送っている。こうしたなか、野生のツキノワグマを中心に、森林の生き物の生態を生態学的手法により解析し、森林と人類の共存のために必要な知見を日々発表しているのが、東京農工大学大学院農学研究院 の小池 伸介 … [もっと読む...] about クマの生態研究から、森林の生態系を解明する〜小池 伸介・東京農工大学大学院農学研究院 准教授
コンクリートの研究から、建築の本質を見直す〜野口 貴文・東京大学大学院工学系研究科 教授
現代の建築物の主要な構造形式となっている鉄筋コンクリートは経年変化に弱く、都市の景観を保全するという観点から改善が求められている。こうしたなか、コンクリート建築の第一人者として、建築材料の開発および性能評価、ならびに材料選定手法(材料計画)の体系化、資源環境問題も視野に入れた研究を行なっているのが、東京大学大学院工学系研究科の野口貴文教授だ。今回は野口教授に、いま考えるべきコンクリート建築のあり方について話を伺った。 自然環境下で「安定」な材料を追求 Q:まずは研究の概要について教えてください。 当研究室では、一貫してコンクリートの研究を長年続けてきました。もともとコンクリートというものがいつできあがったのかですが、セメントを広義に捉えると、紀元7000〜8000年前にセメントを用いたコンクリートの床がつくられていたことがわかっています。もちろん現代 … [もっと読む...] about コンクリートの研究から、建築の本質を見直す〜野口 貴文・東京大学大学院工学系研究科 教授
パッシブロボティクスの研究で、バリアフリー社会を実現する〜平田 泰久・東北大学大学院教授
ロボットを用いた高齢者の運動アシストが徐々に実現されつつあるなか、人間ーロボット間のより安全な相互作用の実現をめざし、受動的アクチュエータをロボットに用いた研究を進めているのが、東北大学大学院工学研究科ロボティクス専攻の平田 … [もっと読む...] about パッシブロボティクスの研究で、バリアフリー社会を実現する〜平田 泰久・東北大学大学院教授
レドックス反応と疾患の関係性を探求する〜園田 紀之・九州大学病院 内分泌代謝・糖尿病内科 講師
日本国内の糖尿病患者数は増加傾向にあり、糖尿病から起こるさまざまな合併症を引き起こすメカニズムの解析が必要とされている。こうしたなか、糖尿病性合併症の研究において九大発の新しい解析技術である生体レドックスの画像化解析「レドックスイメージング」を導入して成果を上げているのが、九州大学大学院医学研究院病態制御内科学園田 … [もっと読む...] about レドックス反応と疾患の関係性を探求する〜園田 紀之・九州大学病院 内分泌代謝・糖尿病内科 講師
バイオインフォマティクス分野で、高度なビッグデータ解析を実現する〜渋谷 哲朗・東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター 准教授
次世代シークエンサーの発展により、医科学・生物学の分野では膨大な量のデータが産出されるようになりりつつある。これらのビッグデータに対して、新たな情報処理アルゴリズムの基板研究開発によってこれまで不可能だった解析を可能とし、医科学を新しい次元へ進展させることをめざす研究を行なっているのが、東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター・シークエンスデータ情報処理分野の渋谷 … [もっと読む...] about バイオインフォマティクス分野で、高度なビッグデータ解析を実現する〜渋谷 哲朗・東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター 准教授