あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」の普及が加速している。工場や農場、インフラ、住宅など、センサーが設置される場所は広がり続けている。一方で、センサーが増えるほど電波の「渋滞」が起こり、データが届きにくくなるという課題がある。高速・高信頼な5Gは、導入や運用にコストがかかるため、低価格のセンサーを大量に配置する用途には向いていない。では、こうした限界をどう乗り越えるのか。 ペパー・フェルディナンド氏は、国立研究開発法人 … [もっと読む...] about 脳科学から生まれた次世代IoT通信「APCMA」の可能性〜MassioTN株式会社 CEO ペパー・フェルディナンド氏
原子を一個単位で精密に制御し、新たな物質を創り出す〜塚本孝政・東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門 講師
従来の材料研究では、物質の性質は元素の種類や組成比によって決まるものとして捉えられることが多かった。しかし、原子クラスターと呼ばれる極小の物質群では、原子を1個単位で制御することで、従来の材料では現れない発光特性や触媒機能、特異な電子状態が生み出される可能性がある。こうした新たな物質設計の可能性を切り拓くため、独自の合成法と理論的枠組みの両面からクラスターを体系的に探究しているのが、東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門 … [もっと読む...] about 原子を一個単位で精密に制御し、新たな物質を創り出す〜塚本孝政・東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門 講師
エクソソームの振る舞いから、さまざまな疾患のメカニズムを解明する〜星野歩子・東京大学 先端科学技術研究センター 教授
病気の原因は、患部の異常だけで説明できるとは限らない。体内では臓器同士が情報をやり取りし、バランスを保っているからだ。近年、その情報伝達を担う存在として注目されているのが、全身を巡る微小な細胞外小胞「エクソソーム」である。東京大学 先端科学技術研究センター … [もっと読む...] about エクソソームの振る舞いから、さまざまな疾患のメカニズムを解明する〜星野歩子・東京大学 先端科学技術研究センター 教授
フラスコ内の化学反応の成果を生産現場へつなぐグリーンモノづくりに挑む〜間瀬暢之・静岡大学工学部/グリーン科学技術研究所 教授
医薬品、農薬、機能性材料――私たちの暮らしを支える化学品の多くは、「何を作るか」と同じくらい「どう作るか」が重要である。エネルギーを大量に消費する工程、廃棄物が多く出る工程、危険物を扱わなければならない工程。化学の進歩が便利さをもたらしてきた一方で、製造の現場には今なお多くの非効率が残されている。こうした課題に向き合っているのが、静岡大学工学部/グリーン科学技術研究所の間瀬暢之教授である。間瀬教授は、化学反応と装置の設計そのものを見直すことで、より安全で、生産性が高く、環境負荷の小さいプロセスの実現を目指している。言い換えれば、持続可能な社会を支える「グリーンものづくり」を、研究室の中だけでなく実際の生産現場へとつなげようとしているのだ。そのための3つの武器が、「ファインバブル」「フロー合成」「機械学習」という技術である。本記事では、間瀬教授がこれら3 … [もっと読む...] about フラスコ内の化学反応の成果を生産現場へつなぐグリーンモノづくりに挑む〜間瀬暢之・静岡大学工学部/グリーン科学技術研究所 教授
新しい相転移物質を創り、操り、社会に貢献する〜大越慎一・東京大学大学院 理学系研究科 教授
地球温暖化やエネルギー危機、国際情勢の不安定化。複雑化する課題に対し、既存技術だけでは立ち行かない時代に入っている。だからこそ、物質そのものの性質を変える“材料化学”が重要性を増している。東京大学大学院 … [もっと読む...] about 新しい相転移物質を創り、操り、社会に貢献する〜大越慎一・東京大学大学院 理学系研究科 教授
ニュートリオミクスによって、がん細胞の悪性化を支える代謝機構を解き明かす〜大澤 毅・東京大学 先端科学技術研究センター 准教授
がん細胞は、遺伝子変異の蓄積によって生じるだけの存在ではない。周囲の栄養環境や細胞間の相互作用に応じて代謝を変化させ、その振る舞いを動的に変えていく細胞システムでもある。東京大学 先端科学技術研究センター ニュートリオミクス・腫瘍学分野の大澤 … [もっと読む...] about ニュートリオミクスによって、がん細胞の悪性化を支える代謝機構を解き明かす〜大澤 毅・東京大学 先端科学技術研究センター 准教授
クライオ電子顕微鏡解析により、ゲノムDNAの構造を解き明かす〜 野澤 佳世・東京科学大学 生命理工学院 准教授
体を構成する細胞は、設計図は皆同じのゲノムDNA配列であるにもかかわらず、発生・分化の過程で異なった組織を形成する。これはヌクレオソームを基本単位としたDNA折り畳み構造が細胞の運命を決定しているからである。東京科学大学 生命理工学院 野澤 佳世准教授は、1 … [もっと読む...] about クライオ電子顕微鏡解析により、ゲノムDNAの構造を解き明かす〜 野澤 佳世・東京科学大学 生命理工学院 准教授
波形制御によるパワー半導体駆動の最適化の取り組み〜高宮 真・東京大学 生産技術研究所 教授
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、EV、鉄道、産業機器、再エネ設備といった領域では、パワー半導体の性能をいかに効率よく引き出すかが大きな課題となっている。パワー半導体は電力変換の要(かなめ)となるデバイスであり、その能力を最大限に発揮させる司令塔が、数ミリ角の「ゲート駆動IC」だ。東京大学 生産技術研究所の高宮 … [もっと読む...] about 波形制御によるパワー半導体駆動の最適化の取り組み〜高宮 真・東京大学 生産技術研究所 教授
光触媒反応から光反応装置、低誘電材料まで。広がるフッ素化学の挑戦〜矢島 知子・お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学科系 教授
フッ素化合物は医薬品や半導体、次世代通信に欠かせない存在であり、その合成方法の革新は喫緊の課題となっている。従来の金属触媒を用いた方法ではコストや廃棄物、残渣の問題が避けられず、産業応用には大きな制約があった。お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学科系 矢島 … [もっと読む...] about 光触媒反応から光反応装置、低誘電材料まで。広がるフッ素化学の挑戦〜矢島 知子・お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学科系 教授
世界初の“無色透明“な“鉛フリー“X線遮へい材──X線発見以来130年間の常識を覆す挑戦~床次僚真・山形大学/日本学術振興会 特別研究員(PD)
レントゲン撮影や手術室で使われる防護板や防護メガネ──X線が発見された1895年から今日に至るおよそ130年間、防護材の主役は鉛ガラスが中心である。20世紀初頭に欧米で開発され、日本でも1950年代に国産化されて以来、医療・研究・工業の最前線で用いられ、「透明性」と「高い遮蔽性能」という二つの価値を兼ね備えた画期的素材として普及してきた。 しかしその一方で、重くて割れやすく、高価で、鉛由来の環境負荷が避けられないという弱点は、常に専門家を悩ませてきた。透明で、しかも鉛を用いずにX線を遮へいできる素材は「実現不可能」とされ、答えは鉛ガラスに委ねられてきたのである。 その130年にわたる前提を、若干27歳にして覆したのが山形大学大学院 有機材料システム研究科/日本学術振興会 … [もっと読む...] about 世界初の“無色透明“な“鉛フリー“X線遮へい材──X線発見以来130年間の常識を覆す挑戦~床次僚真・山形大学/日本学術振興会 特別研究員(PD)










