肌の色にはヘモグロビン、メラニン、そして照明の色が現れている。肌解析を通じてヘモグロビンだけを限定して抽出できる技術を2003年に開発したのが、千葉大学 大学院工学研究科 津村 … [もっと読む...] about 認知バイアス などの無意識の状態を可視化し、応用する~津村 徳道・千葉大学 大学院工学研究科 准教授
6Gにおける暗号技術の実用化を実現する〜五十部 孝典・兵庫県立大学大学院 情報科学研究科 教授
IoTの普及により、あらゆるデバイスがネットワークにつながる今、プライバシー情報の漏洩や改ざんなどの事態が大いに懸念されている。それゆえ、2030年頃の実現が期待されている6Gに向けたセキュリティ対策も急務になってきた。そんな中、暗号技術の研究において第一人者のひとりである兵庫県立大学大学院 情報科学研究科の五十部 … [もっと読む...] about 6Gにおける暗号技術の実用化を実現する〜五十部 孝典・兵庫県立大学大学院 情報科学研究科 教授
高い送達効率・安全性などを持つDCBで再狭窄を抑制する~赤木 友紀・東京農工大学 工学研究院 先端物理工学部門 准教授
足の動脈が詰まり、血液の流れが悪くなることで発症する「末梢動脈疾患」。患者数は増加傾向にあり、現在だけでも350万人以上が報告されている。この治療には、「バルーン拡張術」が用いられるのが一般的だが、「再狭窄」の課題があり、それを解消するためにバルーンの表面に再狭窄を防止する薬剤が塗布されたドラッグコーティングバルーン(Drug Coated Balloon、以下DCB)が導入されている。しかし、患部に到達する前に大半の薬剤が流出するなど、従来のDCBは到達効率の低さが問題になっていた。そこで、安全で高い送達効率をもつ新型DCBを開発したのが、東京農工大学 工学研究院 先端物理工学部門の赤木 … [もっと読む...] about 高い送達効率・安全性などを持つDCBで再狭窄を抑制する~赤木 友紀・東京農工大学 工学研究院 先端物理工学部門 准教授
最新の有機合成化学の手法を駆使して、新たながん治療薬を開発〜岡本 晃充・東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 教授
次世代のがん治療薬として注目を集めている「核酸医薬」。DNAやRNAを応用し、難治性の高い遺伝疾患にも有効だと言われている。また副作用の少ないがん治療につながる可能性が高く、かつ開発期間も大幅に短縮できる特徴がある。2023年に「核酸医薬」として、特定のがん細胞を死滅させる人工DNA(ヘアピン型DNA)を開発したのが、東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻の岡本 … [もっと読む...] about 最新の有機合成化学の手法を駆使して、新たながん治療薬を開発〜岡本 晃充・東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 教授
「動物にもやさしい情報通信社会」の実現のために、新たなツール開発を追究する~小林博樹・東京大学情報基盤センターデータ科学研究部門 教授
森林地帯などでの野生動物群の生態調査では、従来は人間社会で活用しているカメラやGPSセンサーを情報ツールとして使っていた。しかし、運用コストが高く、かつ電源・情報インフラの未整備な場所も多く、長期的に安定した調査を行うのが困難を極めていた。そこで、野生動物群の生態相互作用(習性)などに着目し、省電力のセンサ・ネットワーク機能で、野生動物の生態データを回収できるシステムを開発した。それが東京大学 情報基盤センター データ科学研究部門 小林 … [もっと読む...] about 「動物にもやさしい情報通信社会」の実現のために、新たなツール開発を追究する~小林博樹・東京大学情報基盤センターデータ科学研究部門 教授
プリンテッド・エレクトロニクスの技術をフレキシブルセンサに活用して、社会課題を解決する〜時任 静士・山形大学 有機エレクトロニクス研究センター 卓越研究教授
近年、IoTが拡大する中、物流、セキュリティ、ヘルスケア、メタバースなどあらゆる領域において、センサを活用した、薄型化、軽量化したフレキシブルなデバイスのニーズが高まっている。そんな中「プリンテッド・エレクトロニクス」といわれる印刷法を活用して、ヘルスケア向けのフレキシブルな生体センサなどを開発してきたのが山形大学 有機エレクトロニクス研究センターの時任 静士 … [もっと読む...] about プリンテッド・エレクトロニクスの技術をフレキシブルセンサに活用して、社会課題を解決する〜時任 静士・山形大学 有機エレクトロニクス研究センター 卓越研究教授
貴金属に頼りすぎない、次世代の触媒開発を目指す~ 砂田 祐輔・東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門 教授
さまざまな用途で利用されている貴金属。中でも、自動車の排気ガス浄化や化成品・医薬品の製造の触媒においては、必要不可欠な素材になっている。しかし、高価な上に、特定の産出国に偏在しており、今後入手が困難になりうる課題を抱えている。こうした問題を解決するために、最少量のパラジウムなどの貴金属で駆動できる金属ナノシート分子触媒を創出したのが、東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門の砂田 … [もっと読む...] about 貴金属に頼りすぎない、次世代の触媒開発を目指す~ 砂田 祐輔・東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門 教授
情報を制御して自律的に動く人工細胞をつくり、物質と生命の違いを解明する~ 瀧ノ上 正浩・東京工業大学 情報理工学院 教授
「物質」と「生命」との境界はいったいどこにあるのか───この根源的な問いを物理学的な観点から解明するために、情報を制御して自律的に動く人工細胞の構築や、分子コンピュータや分子ロボットの構築など、新たなサイエンスの開拓を行っているのが東京工業大学 情報理工学院 情報工学系 瀧ノ上 … [もっと読む...] about 情報を制御して自律的に動く人工細胞をつくり、物質と生命の違いを解明する~ 瀧ノ上 正浩・東京工業大学 情報理工学院 教授
植物体の「かたち」づくる過程を解き明かしたい~植田 美那子・東北大学 大学院生命科学研究科 生態発生適応科学専攻 教授
植物は、どのようにしてたった1つの細胞である受精卵から根や葉などを「かたち」づくるのか。この謎の解明に取り組んだのが、東北大学 大学院生命科学研究科 生態発生適応科学専攻 植田 … [もっと読む...] about 植物体の「かたち」づくる過程を解き明かしたい~植田 美那子・東北大学 大学院生命科学研究科 生態発生適応科学専攻 教授
「生命の設計図」を解明したい~藤原 慶・慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 准教授
「生命とは何か?」「生命と物質の違いは何か?」という問題に、これまで鮮明に理解されてきた生命を構成する分子の描像を活用し、生命分子群から生命を組み上げ、人工細胞による生命システムの再現を目指しているのが、慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科の藤原 … [もっと読む...] about 「生命の設計図」を解明したい~藤原 慶・慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 准教授