近年、IoTが拡大する中、物流、セキュリティ、ヘルスケア、メタバースなどあらゆる領域において、センサを活用した、薄型化、軽量化したフレキシブルなデバイスのニーズが高まっている。そんな中「プリンテッド・エレクトロニクス」といわれる印刷法を活用して、ヘルスケア向けのフレキシブルな生体センサなどを開発してきたのが山形大学 有機エレクトロニクス研究センターの時任 静士 … [もっと読む...] about プリンテッド・エレクトロニクスの技術をフレキシブルセンサに活用して、社会課題を解決する〜時任 静士・山形大学 有機エレクトロニクス研究センター 卓越研究教授
貴金属に頼りすぎない、次世代の触媒開発を目指す~ 砂田 祐輔・東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門 教授
さまざまな用途で利用されている貴金属。中でも、自動車の排気ガス浄化や化成品・医薬品の製造の触媒においては、必要不可欠な素材になっている。しかし、高価な上に、特定の産出国に偏在しており、今後入手が困難になりうる課題を抱えている。こうした問題を解決するために、最少量のパラジウムなどの貴金属で駆動できる金属ナノシート分子触媒を創出したのが、東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門の砂田 … [もっと読む...] about 貴金属に頼りすぎない、次世代の触媒開発を目指す~ 砂田 祐輔・東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門 教授
情報を制御して自律的に動く人工細胞をつくり、物質と生命の違いを解明する~ 瀧ノ上 正浩・東京工業大学 情報理工学院 教授
「物質」と「生命」との境界はいったいどこにあるのか───この根源的な問いを物理学的な観点から解明するために、情報を制御して自律的に動く人工細胞の構築や、分子コンピュータや分子ロボットの構築など、新たなサイエンスの開拓を行っているのが東京工業大学 情報理工学院 情報工学系 瀧ノ上 … [もっと読む...] about 情報を制御して自律的に動く人工細胞をつくり、物質と生命の違いを解明する~ 瀧ノ上 正浩・東京工業大学 情報理工学院 教授
植物体の「かたち」づくる過程を解き明かしたい~植田 美那子・東北大学 大学院生命科学研究科 生態発生適応科学専攻 教授
植物は、どのようにしてたった1つの細胞である受精卵から根や葉などを「かたち」づくるのか。この謎の解明に取り組んだのが、東北大学 大学院生命科学研究科 生態発生適応科学専攻 植田 … [もっと読む...] about 植物体の「かたち」づくる過程を解き明かしたい~植田 美那子・東北大学 大学院生命科学研究科 生態発生適応科学専攻 教授
「生命の設計図」を解明したい~藤原 慶・慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 准教授
「生命とは何か?」「生命と物質の違いは何か?」という問題に、これまで鮮明に理解されてきた生命を構成する分子の描像を活用し、生命分子群から生命を組み上げ、人工細胞による生命システムの再現を目指しているのが、慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科の藤原 … [もっと読む...] about 「生命の設計図」を解明したい~藤原 慶・慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 准教授
分子からマルチスケールな視点で材料を開発して、熱エネルギーを有効利用する~塩見淳一郎・東京大学工学系研究科総合研究機構/機械工学専攻 教授
持続的社会の実現に向けて、熱エネルギーの有効利用が求められている。ナノスケールで熱を操作し、「伝える」「蓄える」「変換する」などのさまざまな熱機能を革新させ、熱エネルギーを有効利用した新材料を開発しているのが、東京大学工学系研究科総合研究機構/機械工学専攻の塩見淳一郎教授である。今回は、熱の第一人者である塩見教授に、熱エネルギー利用における最先端事例について伺った。 フォノンエンジニアリングにマテリアルズ・インフォマティクスを組み合わせて新素材を開発 Q:研究の概要についてお聞かせください。 われわれはミクロの世界から熱伝導を紐解き、熱機能を革新させ、熱エネルギーを有効利用した新材料の開発を行っています。 熱工学は、いかにしてモノを効率よく温めたり、冷やしたり、その熱を蓄えたり、他のエネルギーに変換したりする研究分野で、従来 … [もっと読む...] about 分子からマルチスケールな視点で材料を開発して、熱エネルギーを有効利用する~塩見淳一郎・東京大学工学系研究科総合研究機構/機械工学専攻 教授
人工細胞を活用して、生物の進化を解き明かす〜市橋 伯一・東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 先進科学研究機構 教授
人類に残された最大の未解決テーマである「どうやって物質から生命が誕生したのか?」───この問題に取り組んできたのが東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 先進科学研究機構の市橋 … [もっと読む...] about 人工細胞を活用して、生物の進化を解き明かす〜市橋 伯一・東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 先進科学研究機構 教授
再生医療を実用化し、再生医療の普及を推進〜福田 淳二・横浜国立大学 大学院工学研究院 機能の創生部門 教授
数千万人以上もの人が悩んでいると言われている男性型脱毛症。その悩みを解消するために、細胞の組織培養技術を活かし、工学的アプローチから毛髪再生医療に取り組んでいるのが、横浜国立大学 大学院工学研究院 機能の創生部門の福田 … [もっと読む...] about 再生医療を実用化し、再生医療の普及を推進〜福田 淳二・横浜国立大学 大学院工学研究院 機能の創生部門 教授
光量子技術を用いて、次世代コンピュータとそのアプリケーションを開発する〜武田 俊太郎・東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻 准教授
世界各国が国家戦略として量子技術の開発を後押ししている昨今。GoogleやIBMなどの企業も含め、さまざまな方式による量子コンピュータの実用化に向けた開発が行われている。そんな中、独自な発想と技術を駆使して、プログラム可能なループ構造の光量子コンピュータを開発したのが、東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻の武田俊太郎准教授だ。どのような発想から本研究が生まれたのか。これから取り組もうと考えている研究テーマについても話を伺った。 複数ステップにわたる計算が可能な「光量子プロセッサ」を開発 Q:まずは、研究の概要について教えてください。 コンピュータの性能が上がれば産業は豊かになり、国家の安全保障においても大きなアドバンテージになります。年々進歩を遂げているコンピュータですが、実は、そろそろ、その進歩も頭打ちになると言わ … [もっと読む...] about 光量子技術を用いて、次世代コンピュータとそのアプリケーションを開発する〜武田 俊太郎・東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻 准教授
新たな電解反応技術の可能性を模索〜稲木 信介・東京工業大学 物質理工学院 教授
近年、エネルギー・環境問題の解決に向けた取り組みとして、従来の化学反応技術に代わって、電気化学を活用した電解反応技術の開発が注目を集めている。しかし、電極に給電するための電源装置の導入や配線のわずらしさが課題となっていた。こうした中、2022年に、給電せずに電解反応を起こせる技術を開発したのが東京工業大学 物質理工学院の稲木 … [もっと読む...] about 新たな電解反応技術の可能性を模索〜稲木 信介・東京工業大学 物質理工学院 教授